トンネル電流による1分子シークエンシング法

次々世代DNAシークエンサーは、DNAとRNAの塩基配列を、1分子を流れる電流の違いで識別する原理を

持ちます。世界の主要大学や大手企業が激しい開発競争を繰り広げていますが、次々世代DNAシークエンサーの動作原理が実証されていませんでした。

半導体技術を用いて、1個の塩基分子に対応する約1ナノメートルの電極間距離を持つナノギャップ電極を作製し、1個の塩基分子を流れる電流によりDNAとRNAの塩基配列の決定に成功しまして、次々世代DNAシークエンサーの動作原理を実証しました。

この開発した1分子解析技術は、次々世代DNAシークエンス技術の基礎研究を応用化・実用化研究へと展開する最重要な概念実証であり、今後の研究開発を飛躍的に推し進めると期待されます。

図. トンネル電流による1分子シークエンシング法の模式図.

文献 Scientific Reports 2, doi: 10.1038/srep00501 (2012).

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