トンネル電流による1分子識別

約1ナノメートル(nm)の電極間距離を持つナノ電極を用いて、DNAを構成する核酸塩基分子1個を電極間にはさみ、流れる

電流を測定したところ、3つの核酸塩基分子において異なる

電流値を示すことを発見し、電流計測により核酸塩基分子の

種類を1分子単位で識別できることを実証しました。

本手法は、アメリカ合衆国の国立衛生研究所が進める1000ドルゲノムシーケンスを実現する次々世代DNAシーケンサーの基本

原理として期待されており、本研究は世界に先駆けこの基本原理の実証に成功しました。開発した手法は、これまでのDNAシーケンサーとは全く異なる検出原理を持っており、オーダーメイド

医薬、精確な犯罪捜査、ウィルスの超高速検査などを実現する

超高速・非標識・低コストDNAシーケンサーへの応用が期待されます。

文献 Nature Nanotechnology 5 (2010) 286.

図. 1個の核酸塩基分子をナノ電極間

の電流値により識別する模式図

 

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